TEL. 029-856-3711
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2-8
重要無形文化財「紬織」保持者(人間国宝)である志村ふくみは、戦後まだ作家として織の作品を作る人が少なかった時代から今日に至るまで創作活動を続けてきました。県内初となる回顧展の紹介と共に、志村作品がそれまでの染織作品といかに異なるかについてお話しします。
講師:今瀬 佐和 氏(茨城県近代美術館 首席学芸員)
老いてからの守一は庭の動植物や好みの自然などを気ままに描きましたが、その画業は“死”のテーマとともに始まっています。茨城県近代美術館の異色作「夜」をめぐって、守一と“死”の関わりを解きほぐします。
講師:小泉 淳一 氏(茨城県近代美術館 学芸顧問))
「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブラック・ジャック」「ジャングル大帝」など誰もが知る名作の数々。“マンガの神様”として世界中から愛される手恷。虫のご先祖は、実は茨城の人でした。展覧会の紹介とともに、手怏ニと茨城のゆかりについてもお話しします。
講師:井野 功一 氏(茨城県近代美術館 首席学芸員)
現在、若手銅版画家として活躍中の入江明日香(1980年生まれ)。コラージュや手彩色などの技法を駆使し、現在と過去、東洋と西洋など、時空を交差するイメージの広がりを、繊細かつ軽やかに表現した作品を紹介します。
講師:村山 佐知子 氏(茨城県天心記念五浦美術館 首席学芸主事)
大正期、独特の美人画で一世を風靡した竹久夢二(1884 -1934)は、晩年欧米を旅し、帰国の一年後死去しました。
これまであまり紹介されなかった滞欧米作品をはじめ、数々のデザインや情緒あふれる美人画など出品作品を中心に紹介します。
講師:吉田 衣里 氏(茨城県近代美術館 主任学芸員)
明治時代以降、魅力的な絵巻の作品が数多く制作されました。多くの絵巻を手掛けた院展画家の前田青邨を中心に、横山大観や下村観山、鏑木清方らの作品も併せて紹介しながら、近代の絵巻制作についてお話しします。
講師:塩田 釈雄 氏(茨城県天心記念五浦美術館 学芸員)
明治時代,天心が進めた文化財保護行政。国宝の仏像修理によってその一翼を担った新納忠之介の旧蔵資料が,
御遺族から天心記念五浦美術館に寄贈されました。新発見の資料を中心に天心の業績を紹介します。
講師:中田 智則 氏(茨城県天心記念五浦美術館 首席学芸員)
度重なる政変と産業革命等による激動の19世紀を経て、20世紀初頭最も華やかな時代を迎えたフランス、パリ。当館所蔵のフランス人画家や日本人留学生たちの作品を核に、多くの資料画像を交えながら、この時代のフランスへみなさまを誘います。
講師:山口 和子 氏(茨城県近代美術館 副参事兼美術課長)
東京富士美術館の西洋絵画コレクションから83点を厳選して展覧する企画展を紹介します。
あわせて、ルネサンスやバロックといった美術史の通史とは別の視点から、西洋絵画を見る上で欠かせない視点や鑑賞のポイントなどをお話しします。
講師:澤渡 麻里 氏(茨城県近代美術館 主任学芸員)
明治期から1970年までの茨城の美術をまとめた『茨城の美術史』(1972年)が編纂されて以降、体系的に振り返られることのなかった1970年代以降の美術の諸相をいくつかのトピックをあげながら概観し、『茨城の美術史』の更新を試みます。
講師:永宮 勤士氏(茨城県天心記念五浦美術館 副主任学芸員)
〒305-0031
茨城県つくば市吾妻2-8
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